銀行の普通預金で国債より高い利息を受け取る方法は?

日本が破綻しない限りは安全な資産とされるのが国債です。個人向けにも発行されていて、1口1万円から購入できます。半年ごとに利息が支払われ、満期になると元本が全額返還されます。

しかし金融緩和策でマイナス金利が続いているため、利回りは最低保証の年率0.05%しかありません。

銀行の預金金利は、メガバンクの定期預金で0.002%、普通預金だと0.001%なのでまだマシとも言えますが。

ネット銀行では、国債の金利を上回る利息がもらえるところもあります。金融機関が破綻しても保護される預金保険制度の上限1,000万円までなら、国債と同じくらい安全と考えてもいいでしょう。

国債より利回りがいい銀行

あおぞら銀行BANK支店

あおぞら銀行のインターネット専業銀行であるBANK支店は、無条件で普通預金の金利が年率0.20%になります。個人向け国債の4倍、メガバンクの200倍です。

ネット銀行ですが、ゆうちょ銀行のATMを手数料無料で利用できます。ゆうちょ銀行ATMは土日や祝日も手数料無料で、全国の郵便局以外にファミリーマートにもよく設置されています。

auじぶん銀行

auじぶん銀行は、auフィナンシャルホールディングスと三菱UFJ銀行が共同出資したインターネット専業銀行です。同じくauフィナンシャルホールディングスと三菱UFJ証券ホールディングスが株主の証券会社であるauカブコム証券との口座連携サービス「auマネーコネクト」を設定すると、普通預金の金利が年率0.10%になります。

さらにau PAYとの口座連携で+0.05%、au PAYカードの口座引き落としで+0.05%が上乗せとなり、3つの条件をすべてクリアすれば年率0.20%になります。個人向け国債の4倍、メガバンクの200倍です。

GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行とGMOインターネットグループが共同出資したインタネット専業銀行です。GMOインターネットグループの証券会社であるGMOクリック証券との口座連携サービス「証券コネクト口座」を設定すると、普通預金の金利が年率0.11%なります。個人向け国債の2.2倍、メガバンクの110倍です。

楽天銀行

楽天銀行は、楽天グループのインターネット専業銀行です。同じく楽天グループの証券会社である楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」を設定すると、普通預金の金利が年率0.10%になります。個人向け国債の2倍、メガバンクの100倍です。